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紙龍

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2007/09/03
紙龍
クリマvol.17パンフの表紙を飾る新鋭ペーパークラフト作家、紙龍インタビュー
クリエーターズマーケットできっかけを見つけて羽ばたいていこう!
紙龍

使う道具はカッターマットにデザインカッター、それに木工用ボンドだけだというペーパークラフト作家「紙龍」さん。紙で魅力的なモンスターを作り続ける紙龍さんに名古屋市内のカフェでインタビューを決行。テーブルの上に作品を並べていると、店員さんや他のお客さんが集まって作品に夢中になってしまうという状況の中で紙龍さんにお話を伺ってきました。

― 今日はよろしくお願いします。実はウチの息子が紙龍さんの作品のファンで、我が家にも紙龍さんの作品が飾ってあるんですよ。

【紙龍】 ええ!?そうなんですか。うれしいな、ありがとうございます。

― さて、紙龍さんの作品が、2007年冬のクリエイターズマーケットのパンフレットを飾ることになりましたね。

【紙龍】 「パンフの表紙できる?」なんて、軽い感じで話を振られて、思わず引き受けてしまいました(笑)。好きに作っていいよ、と言われたので、自由に作らせてもらいました。

紙龍
― カラフルな鳥とそれを見上げるひな鳥というシチュエーションを、ペーパークラフトで見事に表現されていますね。

【紙龍】 カラフルな鳥はクリエイターズマーケットの参加者の皆さんの個性を表現しています。「クリエイターズマーケットできっかけを見つけて羽ばたいていこう!」というメッセージを込めたつもりですが…。

― それは月森さん自身の経験を投影しているんですか。

【紙龍】 そうですね。僕自身もクリマでの出会いを通じていろいろな経験をさせてもらっていますから。ペーパークラフトのお仕事をいただいたり、専門学校の体験入学で1日講師をしたり…。

― なんだか大活躍ですね。

【紙龍】 いやぁ、ペーパークラフト作家としてはまだ駆け出しですよ。仕事としてのペーパークラフトには自分の作品づくりと違って様々な制約もありますし…。色々勉強させてもらっています。

紙と遊びながら作品を仕上げる
紙龍
― 紙龍さんの作品はモンスターをモチーフにした物が中心ですが、何かこだわりがあるんですか。

【紙龍】 好きだから、としか言いようがないですね(笑)。自分の好きなものを作っていたら、それがみんなにウケてしまったと。もちろん映画や漫画、アニメ、ゲームなどからの影響は大きいです。子どもの頃、ゲームの攻略本を読むときは、ゲームの攻略記事そっちのけでモンスター図鑑として読みあさっていました。特に映画のエイリアンや、ゲームに登場するドラゴンには大きな影響を受けました。

―作品づくりの上での苦労話などがあれば聞かせてください。

【紙龍】 うーん。面倒くさいと思うことはありますが、苦労や大変だと感じることはあまりないですね。うまく言えないのですが、作品づくりはなんとなく手を動かすことから始めますから。完成形をしっかりイメージしてから始めるのではなく、アドリブで作品に手を入れていく感じですね。だから、あまり苦労というのは感じたことがないです。

― え?では、自分でもどんな作品に仕上がるかわからないこともあるんですか。

【紙龍】 そういうこともありますね…というか、ほとんどがそうです。紙と遊びながら作品を仕上げていくようなイメージです。

― そもそも紙龍さんの独特の作風はどういう経緯で誕生したんでしょうか。

【紙龍】 趣味でペーパークラフトを作り始めるよりも前、幼い頃からずっと折り紙が好きだったんです。でも高校の時にふと、折り紙をパーツごとに切り分けたらもっと複雑な形が表現できると気付いたんです。それで試しにロボットを作ってみたら、思ったよりずっとカッコいいものが出来て…。

― それがペーパークラフトを始めるきっかけになったんですね。

【紙龍】 飛行機からロボットに変形するペーパークラフトを作ったりして…。ロボットは基本的には直線の組み合わせなので、紙でも表現しやすかったですね。

作品を見てくれた人たちの表情が作品づくりのバイタリティに繋がる
紙龍
― モンスターがモチーフだと曲線の表現が大変な気もしますが…。

【紙龍】 コツがあるんです。ちょっと作ってみましょうか。(傍らのカバンから、カッターマットとデザインカッターを取り出し、紙を大胆にカットし、それを木工用ボンドで貼り合わせていきながら)こんな感じで、竜の首に自然なカーブを付けていくんです。

― わーなるほど。紙を貼り合わせる時にすこしずつ位置をずらしていくことで、生物の自然な丸みを表現するんですね。それにしても鮮やかな手付きですね。

【紙龍】 いつもは紙に線を引いてそれに沿って切っていくんですけどね。

― それにしてもスゴいスピードですね(竜の頭部と両手部分をわずか10分程度で作成)。普段の作品づくりにはどれくらいの時間を掛けられるんですか。

【紙龍】 物にもよるのでハッキリとは言えませんが、1日…8時間くらいあれば大体形になりますね。作り始めると止まらなくなるので、それくらいの時間で一気に作りあげることが多いですね。

― 作品の品質から考えると、それはかなり早いですね…。その作品づくりへのバイタリティはどこからやってくるんですか。

【紙龍】 やっぱり作品を見てくれた人たちの表情ですかね。お客さん達の反応を見ていると「やった!」とか「もっとクオリティを上げてやろう!」とか考えてしまいます。どうやったら喜んでもらえるのか、それを意識した作品づくりを心がけています。

― なるほど…。今日はありがとうございました。

【紙龍】 こちらこそ。ありがとうございました。

2007年冬のクリエイターズマーケットでは、超大作の出展も予定しているという紙龍さん。友人達と結成しているバンドにはボイスパーカッションで参加しているという彼の活躍からしばらくは目が離せません!

(Interview:かすやかずのり)
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紙龍

2002年、当時高校生の時に独自のペーパークラフトの作風を発見!
2007年に名古屋総合デザイン専門学校を卒業
卒業後、名古屋を中心で活動しているペーパークラフト作家として本格的に開始。
「かっこいい」をテーマに、ただの紙から生まれる表情豊かなモンスターを制作してます。
仲間三人でバンド活動もやってます。あとたまに一人で路上ライブとかもやったりします。

【クリエーターズマーケットvo17.表紙 作品コンセプト】
テーマは「成長」クリエーターズマーケットにはチャンスがいっぱい♪
きっかけを見つければいつでも成長できる!