20周年40回目のメインビジュアルは、思い切ってみました

申し込み開始から一週間が経過しました。
申し込み件数は既に1,900件に届くといったところ。
みなさんのものづくりへの「熱」を感じながら、受付・審査を進めています。

引き続き、お申し込みお待ちいたしております。

 

さて。

いつもより少し遅くなりましたが、今回のメインビジュアル発表です。

カメラに一瞥をくれながら横断歩道を闊歩していくのは…
オレパンダー!

名古屋のローカルヒーローであり、クリマにも17年程度の長きに渡って出展していただいている作家さんです。

素顔は謎のベールに包まれています。

世紀末に生まれた、オレパンダーというヒーロー

今回、なぜオレパンダーさんなのか?

クリエーターズマーケットは20年の長きにわたり、ここ名古屋で開催してきました。

今でこそハンドメイドやクラフトなどが増えたクリマですが、初期の頃は本当に幅広い表現が集まっていたそうです。

オレパンダーさんも、そんな初期からの作家さんの一人。

 

もともとジーンズやアパレルのリメイクで出展していたという、パンダさん。

 

「最初の何回かは、普通に人間で出てたんだよ」(なんと最初はパンダじゃなかった…)

「パンダになったのはね、世紀末って世間がザワついてた1999年から2000年頃かな」

 

そんなオレパンダーさんは、クリマにもお休みなく出展してきてくださいました。
会場の数多あるブースの中で、ひときわの異彩を放ちつづけてきたオレパンダーさんは、クリマにとってある種のなくてはならない存在になってきた…そんな気がしました。

「表現」を体現する存在として

ハンドメイドやものづくりにスポットが当たりはじめた、昨今。

商品や作品に注目が集まる中で、「作家」自身の背景や人間性のようなものがヒッソリと目立たなくなっているような気がしています。

「表現としての作品」に注目が集まることが作家さんにとっては本望であり、よろこばしいことであることは理解しているつもりですが、その先に(作品を)もっと好きになってもらうことはどういうことか考えた時に、

 

「それをつくっている人のこと」

 

をもっと知ることができたらなのかなと思い至りました。

 

表現を体現する存在。

言い換えれば、作品を体現する存在=ブランドみたいな言い方もできるのかも知れません。

 

デザイナー本人の名前を冠したハイブランドは、そのデザイナーの人間性がそのままブランドの表現(コンセプト)になっています。

突き詰めていけば、最終的には「ブランド≠作品」で「ブランド=作家」になるのではないか。

 

思想、生き方、作品づくりへの想い、コンセプトetc.

そのすべての発端は、「人」だなと思ったのです。

人がまずいて、その先に表現としての作品・商品づくりがある。

作家さんと二人三脚の20年のあゆみは、また次の20年へ

そんな思いから、オレパンダーをメインビジュアルに起用。

 

そして、わたしたちクリエーターズマーケットは今年で20年目を迎えます。

メインビジュアルを通じ、「今まで」を感じさせながら、「今まで」から踏み出すようなイメージを創出していきたいと考えました。

 

作品にスポットをあててきた、今までのビジュアルから前回は中澤聡さんを起用して「つくりて」にスポットを当てたものにしました。

それを踏襲しながら、今回は外に出て街を歩く姿をビジュアルとしました。

つぎの20年も、「歩みを止めずに進んでいく」そんな想いを込めました。

 

当日には、オレパンダーさんももちろん出展されます!

今回のクリエーターズマーケットvol.40に、ぜひご期待くださいね。